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WBC開幕戦、プレミア12王者・台湾がまさかの完封負け

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WBC開幕戦:プレミア12王者・台湾、まさかの黒星スタート

ニュースの概要

2026年3月5日、第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が開幕した。東京ドームで行われた1次ラウンドC組の初戦は、世界ランキング2位・2024年プレミア12王者の台湾と、同11位のオーストラリアの対戦となった。

試合は0対0で迎えた5回、オーストラリアのパーキンスが台湾の2番手投手・陳柏毓(チェン・ポーユー)から146キロのストレートを右中間スタンドへ運ぶ先制2ランを放った。続く7回には1番・Bazanaが右翼席へソロ本塁打を追加し、最終スコアは3対0でオーストラリアが完封勝利を収めた。

台湾の先発・徐若熙(シュー・ルオシー、ソフトバンク)は4回2安打無失点と好投したが、打線が沈黙。チームとして1点も奪えなかった。また試合中の6回には、主将で2024年プレミア12MVPの陳傑憲(チェン・ジェシェン)が左手付近に死球を受けて負傷交代した。さらに試合前には、主軸のLi Hao-Yu内野手(23歳、タイガース傘下)が左脇腹の負傷により戦線離脱が決まっていた。

観衆は4万523人の超満員で、スタンドのほとんどが台湾ファンだった。台湾の曽豪駒監督は試合後、大応援団への感謝を述べたうえで「結果の責任は私にある。打者の調子が上がらなかった」と振り返った。翌6日には同じ東京ドームで日本戦が控えている。


要点

誤算が重なった台湾。投手陣は先発・徐若熙が及第点の内容を見せたものの、打線が世界11位の相手に完封されるとは誰も予想しなかっただろう。プレミア12王者として大会に臨みながら、まさかの零封負けでのスタートとなった。

オーストラリアの勝因は一発攻勢。3点すべてがホームランによる得点で、チームとして効率よく加点した。格下とみられていたオーストラリアが、大番狂わせに近い形で白星を掴んだ。

ケガ人問題が深刻。主力内野手の試合前離脱に加え、MVPプレイヤーの主将が試合中に負傷退場。翌日の日本戦に向けて、戦力的・精神的なダメージは小さくない。


争点

①台湾は翌日の日本戦に立て直せるか。WBCは短期決戦であり、初戦の敗北自体が致命的なわけではない。しかし、主将の負傷状態次第では日本戦の戦略に大きく影響する。チームの立て直しスピードが問われる。

②「格下」オーストラリアの実力は本物か。世界ランキングの差(2位vs11位)があるにもかかわらず、完封勝利を収めたオーストラリアに対し、今後の対戦チームはどう評価を修正するか注目される。ランキングと実力の乖離という問題は、WBCのたびに議論を呼ぶテーマでもある。

③ケガ人続出が台湾代表の選手選考・管理体制への疑問を生む。短期集中型の国際大会において、コンディション管理は成否を左右する。開幕前の離脱と試合中の負傷が重なったことで、チームの準備状況に対する批判的な視点も出てくる可能性がある。

④地の利は本当に台湾有利だったか。満員の台湾ファンが詰めかけた東京ドームは、台湾にとってホームに近い雰囲気だったはず。それでも結果を出せなかった事実は、”大応援団=有利”という前提を問い直すきっかけになる。


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