【速報】宇連ダム貯水率ゼロに 58年の歴史で初のポンプくみ上げ開始、残り「約10日分」 ヨシテツのブログ | 国内ニュース | 2026年3月17日
【速報】宇連ダム貯水率がとうとゼロに 58年の歴史で初のポンプくみ上げ開始、残り水は「約10日分」
ANN / テレビ朝日系2026年3月17日 配信
愛知県新城市の宇連ダムで2026年3月17日午後3時30分、貯水率がゼロを記録した。
1968年の豊川用水運用開始以来58年間で初めてとなるポンプによるダム底の水のくみ上げが始まったが、活用できる水の量は残り「約10日分」とされており、地域への水供給が危機的な状況にある。
| 現在の貯水率 | 0% |
| 残り供給可能日数 | 約10日分 |
| ポンプくみ上げ開始 | 58年ぶり(初) |
| 直近4日間で | 新たな砂地が出現 |
[重要] 当局からの呼びかけ
- 豊川用水の管理機関は、対象地域の住民に対して水道利用の自粛を強く呼びかけている。
- 残り約10日分の水が底をつく前に、まとまった降雨がない場合はさらに深刻な制限が見込まれると報じられている。
事実の概要
何が起きたか
水資源機構・豊川用水総合管理所の上野英二副所長は17日午後3時30分、現地での確認の結果として「ダムからの流入なし」「宇連ダムの貯水率ゼロを確認した」と発表した。
2025年9月頃
半年前の写真では、通常通りの水位・水色が確認されていた。
2026年3月13日
上空・地上からの撮影時点では、一部砂地の露出は確認されていなかった。
2026年3月17日
わずか4日間で新たな砂地が出現。貯水率がゼロを記録し、ポンプによるダム底の水のくみ上げを開始。泥の色が濃く出た水が下流に放流されている。
「貯水率ゼロ」とは何か
貯水率ゼロとは、ダム湖の水位が下がりすぎて、通常備え付けられている取水口ダムから水を引き出す設備から水を取り出せなくなった状態を指す。ただし、ダムの底には構造上わずかな水が残るため、今回はポンプでその水を強制的にくみ上げ、下流に放流している。
- 通常の取水口は機能しない状態(水位が設備より下に低下)
- ポンプによるダム底からの強制くみ上げは1968年の運用開始以来、初めての対応
- くみ上げた水は「泥の色が濃く出ている」土砂混じりの状態
- この方法で活用できる水量はおよそ10日分とされている
背景・解説
なぜここまで深刻になったのか
今回の渇水が急速に悪化した主な原因として、以下の点が挙げられている。
- 長期・広域的な雨不足:今回の渇水は冬を越えてもなお続いているとされており、通常は水源が補充される冬の時期にも十分な降水がなかったとみられている。
- ダムへの流入が完全にゼロ:17日の調査時点で「ダムからの流入なし」と確認されており、水が入らない一方で下流への供給(放流)は続けなければならない状態だったと報じられている。
- 周辺ダム全体でも貯水量が減少:担当者によると「現在は全体的にダムの水が減っている」という状況で、他のダムからの補填もきかない状態とされている。
1994年「平成の大渇水」との比較
宇連ダムでは過去にも深刻な渇水が起きている。今回と1994年の「平成の大渇水」との主な違いは以下の通りだ。
| 項目 | 1994年(平成の大渇水) | 2026年(今回) |
|---|---|---|
| 最低貯水率 | 約3%まで低下 | 0%を記録 |
| ダム底の水の活用 | 実施せず(他のダムを優先) | 58年ぶり初実施 |
| 周辺ダムの状況 | 他のダムには雨量があった | 全体的に貯水量が減少 |
| 市民生活への影響 | 夜間断水が実施された | 水道利用自粛を呼びかけ中 |
水資源機構・豊川用水総合管理所 担当者(2026年3月17日)
「過去においては他のダムなどは雨量があった。土砂も含む水を無理やり使うよりは他のダムの水を優先して使った。現在は全体的に減っているので、使わざるをえないということでこの処置に踏み切った」
論点の整理
現状の深刻さ:2つの問題が重なっている
- [水質の問題] ポンプでくみ上げている水は土砂・泥が混じった状態であり、通常の取水とは異なるリスクがあるという指摘がある。1994年の渇水では「土砂を含む水を無理やり使うよりは他の水を優先する」と判断された経緯があり、今回はそれをあえて覆す対応といえる。
- [時間の問題] この最終手段ともいえるポンプくみ上げで活用できる水量は「約10日分」にとどまる。この期間内にまとまった降雨がなければ、供給できる水そのものがなくなる可能性が指摘されている。
断水の懸念
宇連ダムは大島ダムとともに豊川用水の水源となっており、広い地域に水を供給していると報じられている。1994年には貯水率が約3%まで低下した際に夜間断水が実施されたが、今回はそれを下回る「貯水率ゼロ」の状態で、かつ他のダムも全体的に枯渇しているとされる。今後まとまった雨が降らない場合、1994年を上回る規模の断水・給水制限が行われる可能性が懸念されている。
「10日分」以降の見通し
- 残り10日分の水が底をつき、雨が降らない場合、ダムから下流に放流できる水がなくなる。
- 他のダムも全体的に貯水量が減っているとされており、宇連ダムが枯渇した際の代替水源が限られている状況にあるという。
- 水位がさらに下がれば、砂地の露出が拡大し、ポンプ作業自体がより困難になる可能性も指摘されている。
出典・参照:テレビ朝日系(ANN)「とうとう貯水率『0%』に…水道自粛呼びかけ」(2026年3月17日配信)
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※本記事は報道をもとに事実を整理したものです。専門的な技術・制度上の詳細は各機関の発表をご確認ください。
筆者のコメント

「貯水率ゼロ」という言葉だけ聞くと、「ついにダムが空になった」とイメージするかもしれませんが、実際はダムの底にわずかな水が残っていて、そこをポンプで強制的にくみ上げている状態ならしいです。それが「約10日分しかない」というのが、今回の本当の深刻さだと思います。
個人的に気になったのは、1994年の「平成の大渇水」のときは「他のダムに雨量があったからダム底の水は使わなかった」という点です。今回はその”逃げ道”がないわけで、担当者の「使わざるをえない」という言葉がかなり重く聞こえました。
豊川用水は東三河の広い地域の生活を支えている水源です。10日以内にまとまった雨が降るかどうか、今後の天気予報からも目が離せない状況ですね。雨よ降れ。


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