群馬・上野村で大規模山林火災 自衛隊も出動、21ヘクタール超が焼損【3月22日現在】
発生日:2026年3月21日(土) 場所:群馬県多野郡上野村乙母(おとも)
ニュースの概要
2026年3月21日(土)午前11時半すぎ、群馬県多野郡上野村乙母の山林で火災が発生した。通行人が「山林で二手に延焼している」と119番通報したことで明らかになった。
発生から半日以上が経過した21日午後9時すぎの時点で、上野村役場の北西側に広がる山林の約21ヘクタール(東京ドーム約4.5個分)が燃え、翌22日になっても鎮火には至っていない。
要点まとめ
- 出火日時:2026年3月21日(土)午前11時半すぎ
- 場所:群馬県多野郡上野村乙母
- 焼損面積:21日夜9時すぎ時点で約21ヘクタール超
- けが人:確認されていない
- 物的被害:プレハブ小屋1棟が全焼
- 避難状況:周辺7〜9世帯に避難指示が発令(22日午前7時に解除)
- 消火体制:消防ポンプ車、防災ヘリ(群馬・長野・陸上自衛隊)、消防隊員+消防団計79人
- 自衛隊:群馬県が21日午後に災害派遣を要請。22日朝から自衛隊ヘリも加わり空中散水を実施
時系列で見る火災の経緯
| 時刻 | 状況 |
|---|---|
| 3月21日 午前11時半すぎ | 通行人が119番通報。「山林で二手に延焼」 |
| 午後2時半ごろ | 焼損面積が約1.5ヘクタールに。ヘリ2機・ポンプ車5台で消火活動中 |
| 午後3時半ごろ | 約2ヘクタールに拡大。尾根を越え、住宅近くまで延焼 |
| 午後6時ごろ | 住宅から約300メートルの地点まで火が迫る |
| 午後6時半 | 上野村が避難所を開設 |
| 午後9時すぎ | 焼損面積が約21ヘクタールに拡大 |
| 3月22日 午前7時 | 夜間の消火活動で延焼防止の効果。7世帯への避難指示を解除 |
| 午前6時半〜 | 消防・自衛隊のヘリ3機と地上79人で消火活動継続中 |
解説・背景
なぜ急速に燃え広がったのか
今回の火災が短時間でここまで広がった背景には、気象条件の悪化がある。
- 乾燥注意報:上野村では20日から乾燥注意報が発表されており、山林が極めて乾いた状態だったと報じられている
- 強風:隣接する神流町(かんなまち)では21日午前に最大瞬間風速13.5メートルを記録。強い風が火の延焼を加速させたという指摘がある
- 地形:山林の尾根を越えて燃え広がったと報告されており、急峻な地形が消火活動を難しくしたとみられる
「ヘクタール」って何?
1ヘクタール=100m×100mの正方形に相当する面積の単位。今回の21ヘクタールは、おおむね東京ドーム約4.5個分に相当する。
消火活動の論点・課題
- ヘリが着陸できなかった問題:21日に自衛隊ヘリが現場に向かったが着陸できず、当日中の活動は見送られた。山岳地帯での初動対応の難しさが浮き彫りになったという見方がある。
- 夜間消火の限界:日没後はヘリによる空中散水が困難になるため、夜間は地上隊が中心の消火活動に限られた。このため、火勢が拡大したとみられる。
- 複数県・自衛隊の連携:群馬・長野両県の防災ヘリと陸上自衛隊が連携して対応した。大規模林野火災では複数機関の連携が不可欠とされており、今回もその体制が取られている。
現状と今後の見通し(2026年3月22日時点)
22日朝の段階で避難指示は解除されたが、鎮火はまだ確認されていない。消防・自衛隊によるヘリ3機と地上79人の態勢で消火活動が続いており、引き続き状況の変化が注視される。
なお、群馬県内では今年(2026年)1月にも藤岡市で山林火災が発生し、53ヘクタール超が焼損した事例がある。乾燥・強風の季節に山林火災が相次いでいる状況とも重なる。
参考・情報源
- 検索キーワード:「群馬 上野村 山林火災 2026年3月」
筆者のコメント

上野村って、実は1985年の日航機墜落事故(御巣鷹山)でも知られる山深い地域なんですよね。そんな場所での大規模火災ということで、現地の地形の険しさが消火活動の難しさにも直結していることが伝わればと思います。避難指示が解除されたのは朗報ですが、引き続き状況に注目です。



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